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​食品リサイクル法

 「​食品循環資源の再利用等に関わる法律」は、平成27年に定められ、2,000年時点での食品排出量を2030年までに半減しようという取り組みを行っています。これは国連​会議「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に定められる「持続可能な開発の目標」の一つで、国際的な取り組みとして推進されています。

 この法律が施行される前から関係省庁をはじめとする、食品ロス問題の解消に向けた取り組みは始まっており、産官学が協力して廃棄された食品を資源として再利用できないかと、企業や有識者による研究開発が行われてきました。

 

 このような、食品が資源として再利用できるいう考え方は、近代社会の環境問題と併せて、とても有意義な価値を創出したと、とても感銘をうけました。私たちも未来の創出に向け、その一助となれるような社会貢献に参加したいという思いから、「子供たちと未来を創る」プロジェクトの草案に至りました。

 

 食品ロスへの取り組みは、国内では食品の廃棄量を減らしていくための取り組みが行われ、2030年までに、国民一人の食品排出量を0日近づけることを目標にしています。

​廃棄される食品には、大きく分けて二種類に分けられます。

加工業者や小売店などから排出される、事業系廃棄物と一般家庭から出る、過剰除去や食べ残しなどで排出される家庭系廃棄物です。

このうち、食品廃棄物とは、肉や魚などの骨や食べる事ができない、又は一般的に食べないものが廃棄される事を言いますが、食品ロスは「もったいない」を意識する意識改革が必要な位「無駄に捨てられる食品の事」を言います。

 
誰もが家庭内において購入したにも関わらず、それぞれの事情や好き嫌い、作りすぎ、調理の未

熟練、過剰な買いだめなどから、食べることなく捨ててしまっています。 

残念ながら私もその一人です。 

 そこには、これは「食品の無駄使いだ」これには「お金を消費しているんだ」という意識が欠けているのも一つの要因として考えられています。食べる事が出来ずに捨てるものでも、このような問題について知る事で、その廃棄する食品をリサイクルができるというシステムは、とても素晴らしい取り組みです。

 それでは、食品ロスによる資源の再活用はSDG’S17のテーマの中で、どれに該当するか考えてみたいと思います。

 SDG's「Sustainable Development Goals」のSDGの頭文字の後に最後のsを含み「エスディージーズ」と読みます。日本語での意味は「持続可能な開発目標」。2015年、国連加盟国193ヵ国が参加した持続可能な開発サミットで採択されました。2016年からの15年の間に世界共通の目標としてSDGG’sに取り組んで行く事で世界的な共通目標が実現したのです。
「誰一人取り残さない」がスローガンであるように、途上国、発展途上国に関わらず、すべての人類の救済に向けた取り組みががスタートしたのです。


①貧困をなくそう
②飢饉をゼロに
③すべての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
⑧働き甲斐も経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤を作ろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられる町つくりを
⑫つくる責任つかう責任
⑬気候変動の具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさを守ろう
⑯平和と公正をすべての人に
⑰パートナーシップで目標を達成しよう

 17種類の目標は、その目標の達成の為にさらに、細分化された169個のターゲットと232個の指標に分かれており、15年後の2030年までに、問題の解決が可能な社会の技術構築に向かっています。
15年の期間で、限りなく目標の実現に近づきたい、そしてそれまでに築き上げた基盤と技術をさらに将来へ繋げたいという思いが「持続可能な開発目標」であるとも言っています。
 私たちも、食品ロスという社会問題をどのようにして解決すべきかを、国際的な取り組みが行われている今考えてみる。そしてその活動に参加する。「人間一人の力では、それに及ばなくても、その一人の行動が社会全体を動かす一助になるのです。」


節分商戦で売れ残った恵方巻きの大量廃棄

 皆さんは、恵方巻の食品ロス問題をご存じでしょうか?
 日本では、記念日という言葉を好む傾向があるそうです。
​ お正月から一年の無事を祈り、おせちやお餅やと習慣的にその行動を行ってきました。それは、日本の文化として素晴らしく、将来に引き継いでいくためのタスキのようなものですが、人類が生きやすい社会をつくっていくために、常に問題との競合であり、それを解決していかなくてならない事、これは日々私たちに付きまとう課題でもあり、それが未来を創るための気づきでもあると考えます。

​ 恵方巻も日本の代表的な風習で、節分の季節になるといろんな所で買う事ができるようになり、最近ではコンビニエンスストアでも予約して買う人も増えてきたようです。ここで、この恵方巻の販売の何が悪いのか?という疑問です。
 食品ロスは、「食べる事ができる食品を廃棄する行為」です。

 この恵方巻の販売は、どこに問題があるのでしょうか?

 




 










 

 2016年に売れ残りの恵方巻が大量に廃棄されている事が社会問題となり、その後2019年には、農林水産省が小売業者に対してこの問題への対策を呼びかけています。それでも、まだまだ大量の恵方巻が売れ残り廃棄処分となっています。

 これは、製造から販売、そして消費の流通過程で起こる、「作りすぎ」という需要と供給のバランスが取れていない状態での生産と販売が原因として挙げられます。この問題は、どのよにして解決に向かうべきなのか、みなさんはどのようにお考えになるでしょうか?

​ 対策として、事前予約による、過剰生産の抑止。需要分の個数のみを生産し廃棄量を必要最低限まで引き下げていく。見込み需要対策や社会の気運に左右されない事も重要です。

 

​食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまっている食品の事をいいます。

 

その量は果たしてどれくらいの量になるのでしょうか?

 食品廃棄物の総量は、2372万t、これは、食べれる部分と食べれない部分を合わせた量なので、食品ロスという観点で見た場合、どんなに工夫しても、食べれない物は捨ててしまっても仕方のない部分という事から、食品ロスとしては扱われません。

 それでは、この内、食品ロスとしてカウントされる量はどれくらいあるのかを見てみましょう?

 

 食品ロスは食べれるのに捨てられる食品なので、例えれば、家庭での食べ残しや調理の際に、雑な調理方法で食材を無駄に使った時に出るもの(これを過剰除去といいます)もこれにあたります。

 

 それでは、外食産業で考えみましょう。外食して、子供が食べきれずに残したり、こぼして食べる事ができなくなった、という経験があるように外食産業においても、無駄な廃棄食品に繋がる場面は多くあります。こちらも家庭と同じ性質を持つために、同じような状況から食品ロスが続いています。このために家庭系廃棄物と外食系廃棄物の食品ロスの削減は難しいとされています。

それでは、過食部分の廃棄量はどのくらいあるのでしょうか?

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 食品ロスは分野毎に、その量と対策が異なるために、一概に同じような対策が効果を生むとは言えませんが、捨てない、出さない、無駄にしない、という「もったいない」という精神で食品ロスという問題を見直してみることも大事なことです。

 

 特に家庭での食事は、自分が意識的に食品ロスを減らしていかなければいけません。そのために必要な事は、食材をどれほど無駄にしているかを覚えておく事です。

 

 

 食品ロスを一人の食事量に換算しなおすと、年間41g、毎日113g、今皆さんは、毎日おにぎり1個分の食品ロスをしています。おにぎり1個を参考にされても、考えるかもしれませんが、そのおにぎり1個を総人口で考えると毎日おにぎりが人口の数だけ捨てられていると考えれば、「もったいない」と思えるのではないでしょうか?

 

 家庭において、直接廃棄と食べ残しは、他の事業系別と比べてみても、同程度かそれ以上の廃棄量となっています。過剰除去は調理技術の未熟や調理方法などにより異なるため、仕方ない部分もあります。過剰除去とは調理の過程で、皮を厚く切ってしまうなどの、調理の際の過剰な不要部分の除去の事を言います。食べ残し、直接廃棄は、自分で減らしていける事ができる事です。買い物の際に、冷蔵庫など在庫の確認を行い、不必要な食品を購入しないようにする、賞味期限が近づいているものから早めに処理する、などの身近な事に気を配り対策する事が食品ロスの削減へつながります。

 

 家庭系廃棄物と比較して事業系廃棄物も同じ量が捨てられていますが、実は、事業系廃棄物の量は年々減少し、食品ロス削減の成果を残しています。

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 このように食品ロスは年々減少しており2000年の食品ロス量から約半分も減少させるに至りました。2030年までの削減目標をほぼ達成できている事が分かります。

 

 2000年代の食品ロス量は現在の約2倍もの食品が無駄に捨てられていました。

 

 食品ロスがなぜ世界的に問題になったかというと、廃棄処分された食品が焼却される事で、その際に排出されるCO²が地球温暖化の一因なっていることから、食品の焼却量を減らさなければならなくなりました。

 

 食品ロスは、地球環境への影響以外に、みなさんの身近なお金にも関わる問題でもあります。食品ロスは、一般ごみとして焼却処分されます。もちろん回収業者が集めたものを、焼却場にまで持っていって焼却するのですが、この焼却までの費用に2.1兆円もの支出を行い、処分されています。この予算はどこから捻出されているかというと、皆さんの税金が使われています。

 2.1兆円という莫大な金額が使われている事実をこの機会に知っておくことも、日頃の食品ロスを抑えるためにもよいのかもしれません。また、焼却後の残り灰を埋める、埋め立て地不足の問題も今後の対策を迫られています。

 

 このように、食品ロスは、二酸化炭素排出による地球環境への影響だけに留まらず、税金コストなどの国内の問題へも影響を与えいるのです。

 

 日本は、諸外国と比べ食糧自給率が低く、多くを輸入に依存しているという状態です。いわば日本の食文化は国外の食材によって成り立っていえます。このような、輸入体質であるために、国内での農作物や畜産物などへの負担も年々増加しています。

畜産農家の跡継ぎ問題は、高齢化ばかりが原因とは言えません。環境異変で果物や農作物への影響が増え、飼料の高騰による収入の減少など畜産農家の未来に関わる不安や問題が後継者不足に繋がっているという事も理由にあると思います。

 皆さんは、再生エネルギーへ関心持たれたことはあるでしょうか?原子力発電を減らし、再生エネルギーの発電率を上げようと、以前からその取り組みの協議と研究が成されてきました。食品ロスも再生エネルギーへの再利用へ貢献しています。このように、食品ロスにより廃棄された食材は、再利用の資源となりる事が分かってきています。

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 日本の食糧が諸外国からの輸入に依存しているという事が分かりました。輸入された食糧は、スーパーなどに並ぶまでに色んな業者により加工、流通されます。このような消費者に届くまでの一連の流れを「フードサプライチェーン」と言い、食品が生産され消費者に届くまでのフードサプライチェーンの間にたくさんの食品が廃棄されています。

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 農畜水産業→製造業→配送→販売→消費のそれぞれの食品の流れと、食品ロスの発生要因を見てきました。

生産から製造までにこれだけの 食品ロスに関わる要因が生じている事が分かります。みなさんも、最近通販サイトなども見かける機会多くなったと思いますが、「訳あり商品」も「再利用という観点」から安くで販売されているものです。このように過剰生産、商品としての外形に満たない規格外商品、パッケージの破損、などが食品ロスの原因となっています。それを加工して新しい食品へ活用したり、再利用していく事が、食品ロス対策として取り組まれています。

 

 これまでに、食品の無駄な廃棄の要因と経過を見てきました。この無駄な食品の廃棄という行為を、現在の世界の飢饉問題と日本の貧困率という問題という観点から考えてみました。

 

 国内の児童の貧困率は、7人に1人の割合で、相対的貧困という調査結果が出ています。

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 相対的貧困とは、その国や地位における大多数の中での貧困を指す。所得比較では一定水準において等価過処分所得の中央値(貧困線)の半分に満たない所得層の事をいいます。相対的貧困層は、教育機会の喪失により、十分な教育を受ける事ができないなどの、貧困により権利や機会の喪失の連鎖が起こる悪循環を招いています。

 

 次に世界的な飢饉の問題について見ていきます。

 世界の飢饉問題は深刻で、世界人口の10人に1人の割合で栄養不足とという結果になっています。2020年には、全人類の7億6800万人が栄養不足となっています。

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 SDG’sは17項目のテーマの中に①「飢饉をゼロに」②「貧困をなくそう」③「すべての人に健康と福祉を」を目標を掲げています。

 

 

 

 現在の日本は、2030年までの食品ロスの削減目標をほぼ達成できている状況です。このように、テーマを定め取り組んんできた事で、問題を明確化する事が出来ました。食品ロスが、地球にそして社会にとってどのような不利益を生み、それが将来どのようになっていくのか?根本的な部分から考える事が、地球の未来ひいては、子供たちの未来へ繋がるのだと思います。

 

 社会で生活を維持していく事を目的とした一個人の水準レベルによる解釈では、地球への配慮と生命が生存していくための地球環境創りというところまでの配慮が及ばない事は当然ですし、生活を充実させていくという事を目的として日々を過ごす国民にとっては、その責任は政府に依存するしかありません。

 そのために、政策を知り、今社会で起こっている出来事を知る必要があります。

 地球環境を守る事は、「人類と地球との共存」を図る取り組みでもあります。それを理解し、世界的に共存していくことが重要です。

 

 食品ロスを減らす取り組みを推進する政策は、関係各省庁が連携して行っており、それに関わる方針も打ち出しています。

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食品ロスの削減の推進に関する法律(「食品ロス削減推進法」と記載)(令和元年)(リンク)

政府間での連携協力のもと、国民が主体的に取り組んでいける体制の整備を図る事を目的とした、政府主導による国民運動の促進を目的としています。多様な関係機関が主体となり、これを広く国民へ啓発していく事に繋がりました。各省庁それぞれの、サイクルの仕組みつくりに繋げたい狙いがあるようです。

 

①消費者、事業者等に対する教育。学習の振興、知識の普及・啓発

②食品関連事業者の取り組みに対する支援

③顕著な功績があるものに対する表彰

④実態調査、効果的な削減方法などに関する調査研究

⑤先進的な取り組みなどの情報の収集・提供

⑥フードバンク活動の支援、フードバンク活動のための食品の提供に伴って、生ずる責任のあり方に関する調査・検討

 

世界的な目標としてる「持続可能な再開発」には、多様な主体が連携した取り組みへと発展していく必要を求められてます。関係国、関係省庁から地域の治自体、事業者に至るまで、すべての主体へ啓発と知識の普及が責務として課せられた事になります。

 

持続可能な再開発と食品ロスとは?

SDG’sが目指す「持続可能な再開発」の仕組みはどのようになっているのか?

「持続可能な開発サミット」によりSDG’sが2015年に採択され、17の目標を定め、全世界合意のもとこの目標へと向かい取り組みが始まりました。

 

食品ロスに関わる目標とそこから解決できる可能性を考てみます。

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このように、あらゆる効果と期待が期待できる事が分かります。

 

 漠然とした、問題を視覚的に明確化し、その相関図から現在の取り組みがどのような関係性の上で成り立っているのかの理解を深めていく事ができます。消費者レベルでの分かり安い啓発は重要なことです。消費者が明確に理解できるためのに透明性を強化して、関係省庁の役割として今後もますます啓発の推進活動へ期待します。

 食品ロス削減推進法は、このような関係各省庁並びそれに関係してくる事業者並びに地域の治自体に至るすべての主体へ向けて定められた指針で、これを一体となり取り組んで、国民運動へ発展させる事を目指しています。このように、政策として地球環境の保全活動は国際レベルでの推奨がなされ、世界的な共存を目指し協働的な取り組みへの発展を期待されています。

 

食品ロス月間をご存じでしょうか?

 10月に食品ロスの推奨月間として、スタートされた経緯は次のような事にちなんでいます。

 10月16日が「世界食糧デー」であること、10月が3R推進月間である事(Reduce(リデュース)Reuse(リユース)Recycle(リサイクル))また、宴会シーズンのこの時期に食べすぎ防止の30・10運動に併せ、食品ロスへの意識喚起を促す日としています。ちなみに、宴会での過剰な食品が食べ残され廃棄されているという事に、どのような感想を持たれるでしょうか?

 

 胃がもたれる程に飲食をしたにもかかわらず、食べ残した食品が捨てられる事に罪悪感を感じない、これは、裕福で満たされたお国柄を証明しています。社会的な循環システムを構築している一国民としては、国民としての権利は保証されるべきだという言動が非難されるべきではないと思いますし、労働への対価として、娯楽を楽しむことは社会が継続し、成り立っていけるために必要な息抜きです。

 

 しかし言い分とは、個人的私情をはらむ部分が多々見られるため、社会的責任とは結びつきません。もたれるばかりの社会では、社会的責任への解釈は成り立たず、言い分を表現へと変えていかなくてはいけません。表現は社会的な判断とそれへの反応が伴うために、社会的責任へと結びつける事ができます。

 

 それでは、宴会で残された食材は、どのような対応ができるのか?今食べ残された食品への対策への試験的な実験が行われています。

 レストランなどの外食店で、食べきれなかった食べ物を簡易的なパックでテイクアウトできるという、取り組みを取り入れている店舗が各地で紹介され始め、これが今後どのような効果を期待できるかが注目されています。自分たちの思いを形にとは、このように表現していく事で、社会的な評価と判断を得るという事でもあると考えます。この他にも、チラシやポスターなどで効果を上げたり、外食産業との連携も強化されつつあります。食品への配慮と「廃棄しない」「させない」という「つくる責任使う責任」を食事を通して感じる事ができる場所の提供も重要な社会的責任だと思います。このように、節目毎にこれまでの成果が実績として積み上がっていっているという取り組みは、消費者が食品ロスという問題と向き合えると併せて、このような工夫で食品の無駄をなくせる事への気づきにも繋がります。消費者は消費者のレベルで、事業者は事業者のレベルでこのような問題を考えていかなくてはいけません。 

 

 啓発の有益性を実感し、啓発の重要性を再認識していかなくてはいけません。

 

 食品ロスの問題を消費者意識まで向上させ、消費者の食品ロス削減率を80%まで押し上げる事を目標として、食育基本法に基づく第4次食育推進基本計画が実施されています。日本は食糧自給率が諸外国と比べ低くくその6割を輸入に依存しています。その割合に対し、食品ロス量は多い現状を見ても、国民一人一人の削減への意識的な取り組みに期待されています。このような現状を理解し、削減していく事への必要性について認識することで「食品ロスの削減へ向けて、小さなことから意識的に食品ロスへ貢献していく姿勢をもつ」ことが可能となっていくのではないかと思います。

 

 

 

 

出典:消費者庁「消費者の意識に関する調査結果報告書」

 消費者にとって身近な問題として感じている事が分かる結果となっています。家庭系の食品ロス量は247万tですが、2000年の時期433万t比べて、約半分もの食品ロスを減らしています。しかし、食品ロスだけに限らず、実際には家庭内での食品の廃棄物は、現在でも食品ロス分を含めて748万t廃棄されています。食べる事が出来なかった劣化食材(カビや腐って食べれないものなど)食材としては使えない不要部分(魚の頭や腹身、野菜の皮や自分の調理技術では処理できないものなど)がどれだけあるかが分かります。

 

 食品ロスは、まだ食べる事ができる食品に対して、食べる事ができない、または一般的には食べないと思われる食品部分などが食品廃棄物といわれています。このような、一般的に食べれない食べない食材を活用していく事も、家庭系の廃棄食材の削減に繋がります。調理の方法やレシピなど食材をうまく使っていくことも、家庭から出る食品食材の廃棄量を減らしていく取り組みに繋がります。

 

 さらに、家庭系の食品ロスを減らすために意識していきたい事は「エシカル消費」です。

これは、「今だけ」から将来の事を考える「ここだけ」から地球のことまで「自分だけ」から周りのことまで、考えを及ぼしていこうという消費行動への意識改革です。今だけ、ここだけ、自分だけ、ではなく、「人類が存続していける地球つくり」に繋がる「エシカル消費」を心がけていければと思います。

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​​「エシカル消費」とは、地域の活性化や雇用などを含む、人、社会、地球、に配慮した消費行動です。

「持続可能な国際アジェンダ」の採択により、日本に限らず地球のために世界中で食品の無駄な廃棄を削減していこうとい取り組みが加速化されています。

 

世界の食品ロスの現状を見てみたいと思います。

世界の食料生産量に対する食品ロス(食品のロス:収穫から製造加工まで)の割合:約14%

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(Food Waste=食品廃棄)

 

 世界食糧産量に対する食品ロス(食品廃棄:小売、飲食店、消費段階)の割合:約17%

 世界の食品ロスは、消費者一人が一年間に廃棄する食品の量=総量で13.8億t、これは、世界の生産量の3分1を占めています。(生産総量40億t)

 食品ロスを100万t減らすことで、0.46t-CO²/を削減できる、と言われていますが、私たちは、1t当たりの二酸化炭素が地球に与える影響がどの程度なのかという実感はわきませんが、廃棄量として考えてみると食品ロスが地球へ与える公害への危機が十分に伝わるかと思います。

 

 毎日楽しみに頂いている食品も、扱いを間違えると、公害へとつなります。食品を感謝して頂くという基本的な考えへの回帰が求められます。過剰除去も食品ロスの一因です。食材を活かした調理法と食材を無駄に使わない事への配慮も必要です。

 

 SDG’sの取り組みは、地球環境以外にも、17の目標を定め取り組んでいます。目標の達成には様々な目標が関わることで、相乗的に成果へと繋がる事が期待されています。食品ロスだけでも、2/4/8/9/12/13/17の目標へ近づける事が期待できます。食品ロスという問題を「つくる責任つかう責任」という基本理念への派生効果として、問題への啓発活動により、優秀な未来の人材を育成し、そのための基盤をつくり、人類の生命の維持の為に地球環境を、人類を守りましょう。

 

 そのために、企業が積極的に技術の革新をパートナーと協働のもと成長させ地球環境も経済も発展させ、世界的な支援の輪を広げていきましょう、という事を食品ロスという一つのテーマで、SDG’sに共通する効果が期待されています。

 

 とても、壮大で大規模な目標への挑戦だと思います。日本での相対的な貧困世帯は、7人に1人の割合でしたが、これでも対策、支援への緊急性を感じずにはいられませんが、世界へ視野を広げると更に、貧困とは別に栄養不足による問題へも踏み込んだ取り組みを期待しています。SDG’sのテーマである2は「飢饉をゼロに」という取り組み内容に明確な表現を使っています。この飢饉問題が世界的支援へ繋げる喫緊の最重要課題であるという事が伺えます。

世界の栄養不足人口は年々増加しています。

世界の栄養不足人口は、約7億6800万人に達します。これは10人に1人の割合です。飢饉問題は、現在の時点減少に転じていると報告されているものの、栄養不足は規則的に摂取できる食事環境と十分な栄養を得る事ができる食事により解消されると考えれてますが、経済的な影響により、一時的に、または不定期な食事環境へ陥りよりよい食生活がおくれない等の理由が、栄養不足を招いているケースもあるために、各国の経済的な問題などが大きく関わっている部分もあることも事実です。

 

​ 世界の栄養不足人口と蔓延率(2030年推定率)について少し調べたところ、飢饉や栄養不足問題には、諸外国における経済力と社会的な仕組みが成り立っていない事が関係していることが分かりました。

 諸外国が食糧を国民へ安定して供給できない状態は、紛争、疫病や環境汚染、物価高騰、雇用などの問題も関係しているようです。

「世界では、紛争や異常気象の増加により、世界的なパンデミックからの立ち直りがますます遅れるなか、インフレ圧力、特に食料の相対価格の上昇により、多くの人々が食料を手に入れるために必要な経済的利益が蝕まれる状況が多くの国で続く」

 

国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所の調査報告を参考

 このように、栄養不足人口と飢饉の推定値からみた、SDG’sの進捗状況は芳しい結果が得られていないという事が分かりました。

貧困、飢饉、栄養不足などの経済的な側面での国単位での国民依存度は高く、救済という観点から、諸国間での取り組みは喫緊の課題だと感じました。

食料不安の経験尺度に基づく、中程度または重程度の食料不安に直面する人の割合(蔓延度)は、全ての人が十分な食料を得る権利を実現するという、より野心的な目標に向けた進捗状況をはかるものであると説明されています。

 

栄養不足の経験尺度の推定値における主用語の解説

食料安全保障:すべての人が、いかなる時にも、活動的で健康的な生活を送るために、必要とする食事や食の嗜好をを満たす、十分で安全かつ栄養のある飲食を、物理的、社会的、経済的に入手できる状況。

この定義に基づき食料安全保障に関する4つの側面が挙げられる。

①食料が物理的にあるか

②食料へ経済的・物理的にアクセスできるか

③食料を有効に活用できているか

④安定的に食料が保障されているか

食事の質(または健康的な食事):4つの主要な側面からなる。また、摂取される食品は安全でなければならない。

多様性(食品群内及び食品群間)

適切性(必須の栄養素の必要量に対する充足度)

適切な摂取(健康状態の悪化に関係する食品及び栄養素)

バランス(エネルギーとマクロ栄養素の摂取量)

食環境:消費者が農業・食料システムに関与し、食料の入手、調理、消費に関する意思決定を行える物理的、経済的、政治的、社会文化的状況

飢饉:食事からのエネルギー摂取量が不足している事によって引き起こされる不快感または苦痛。本報告では、飢饉という用語は慢性的な栄養不足と同義であり、栄養不足蔓延率によって測定される。

栄養不良:マクロ(主要)栄養素および、またはミクロ(微量)栄養素の不適切、不均衡、または過剰な摂取、及び、または体重減少の原因となる疾患によって引き起こされる異常な生理状態。栄養不良には、栄養不足(幼児の発育阻害や消耗症、ビタミンやミネラルの不足(微量栄養素欠乏症とも呼ばれる)だけではなく過体重や肥満も含まれる。

 

中程度の食料不安

人々が食料を入手できるかどうかについて不確実性を抱え、お金などの資源不足により、一年間に摂取する食料の質や量をへらさざるを得ない事がある食料不安のレベル。中程度の食料不安とは、食料への一貫したアクセス不足を差し、食事の質の高さを低下させ、友情の食事パターンを乱す状況を指す。食料不安の経緯尺所

で測定されSDG’s目標の進捗状況に用いられる。

 

1日以上食料を摂取できない状況で過ごしたことがある、重度の食料不安の常陽。食料不安の経験は尺度で測定され、SDG’sの目標の進捗状況を図るために用いられる

 

世界的な栄養不足の程度に関わらず、世界の総人口の3分の1の割合が現在、食料による栄養の摂取が適切に行えない経済状況にあり、諸国間での問題が国民へ大きな負担になっている事も事実です。日本は、食料の供給が安定しており、食材にも恵まれています。調理というレベルにおいても、食事に伴う充実感と幸福感を得る事が可能な豊かな環境で暮らすことができます。豊かな土壌を未来に引き継いでいくためにも、世界の問題を解消し、未来へタスキを繋ぎ続ける社会の構築を目指していければと考えています。

食料の廃棄物を再利用するための取り組みは、他の国でも行われています。

どのような取り組みがるのか興味がある方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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